私の手元から,ようこそ。
MP3などの登場により,手軽にストリーミング・サーバーを開設できるようになった。サーバー用のハードは,一昔前のマシンでも十分。ソフトウェアは,リアルシステム・サーバー,ウインドウズ・メディア・サービス,シャウトキャストがある。無料で利用できるのは,リアルシステム・サーバーのベーシックと,シャウトキャスト。
自分の手元のパソコンをストリーミング・サーバーとして,音楽を奏でる。自分の行くところのどこでもそれを聴くことができるし,離れている友人とその音楽を一緒に聴くこともできるだろう。場合によっては,曲をすぐに追加することもできる。そこから生まれるコミュニケーションもあるだろうし,伝わる感情もある。
ウインドウズユーザーにはシャウトキャストがあれば十分なので,ここではマックユーザーについて。マックユーザーは,LIVE365のサービスと,マックアンプを連動させることでストリーミングで音楽・音声を流すことができる。LIVE365は(過去記事),アップロードしたMP3をリピートで流してくれる「ベーシック・ブロードキャスト」の他に,手元のMP3をエンコードしながらLIVE365に送信して,それを放送する「ライブ・ブロードキャスト」サービスがあり,それにマックアンプが対応している。マックアンプで演奏しながら,リアルタイムでエンコードして送信,それが放送される。実際にやってみると,マックアンプの再生から,ストリーミングの再生まで20秒弱のタイムラグがある。それが,LIVE365を経由している時間なんだろう。疑似的なストリーミングだが,その手軽さはとてつもない。マックアンプには,LIVE365のブロードキャスティングを行うための詳しい説明書きもついてるし,誰でも簡単に始められるだろう。自分の手の平の上に音楽を乗せて,または自分の声を乗せて,,,ようこそ。
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